「スズキ・メソードの幼稚園を創りたい」、初代理事長下苙奉典は、1983年にその夢を叶えました。大学よりも高校よりも中学校よりも小学校よりも幼児期が大事だという想いを胸に、すべてを投げうって幼稚園を創りました。鈴木鎮一先生の考え方に感銘し、南国宮崎にも幼稚園を！という想いは強かったようです。開園前には松本の白百合幼稚園に船田先生が泊まり込みで研修に行かせていただいたと聞いています。園長の田中茂樹先生には、初代理事長も現園長もご指導いただき、今の光が丘幼稚園があります。

　光が丘幼稚園は遊びを中心に保育を組み立てていますが、小林一茶の俳句に取り組んだり、鈴木先生の一日一語集を職員で読み合わせをしたり、年度初めには必ず全職員で鈴木先生ご出演の『徹子の部屋』を見たりしています。子どもたちの中にも職員の中にも、スズキ・メソードが浸透しつつあります。

　また、スズキ・メソード機関誌編集部の新さんとの出会いもあって、 スズキ・メソード幼児教育研究会を再度立ち上げ、毎年開催している夏期研修会には、職員とともに毎回参加させていただいております。以前行なわれていた田中茂樹先生の研修会にはまだ及びませんが、加盟園の先生方のご協力のもと、毎回、新しい発見や学びが多く、参加する意義のある研修会です。研修後に職員とともに毎年鈴木鎮一記念館を訪問し、原点に戻ることができることも魅力の一つです。

　スズキ・メソード幼児教育研究会に所属していると、「長年夢であったヴァイオリン教室を宮崎で！」という想いも一層強くなりました。才能教育委員会前会長で白百合幼稚園の延長でもある鈴木裕子先生には、懸命に指導者を探してくださり、大変ありがたいことにご縁をいただきました。今後はヴァイオリン教室も開催してるスズキ・メソードの幼稚園として幼児教育に邁進したいと考えています。初代理事長が幼稚園を創ったことと同じ「アツい想い」を持ち続け、教室を拡げていきます。