子どもたちの「自立」と「自律」を大切にしています。
「多子社会」の時代は、こども園に行く子どもは今よりずっと少なく、家族親戚、近所のお友だちなどいろんな場所で自然な形で集団を経験していました。「少子社会」の時代になり、自然な形で集団を経験する機会が減ってきたようです。
私たちが思う子どもたちに必要な自然な形の集団とは、子ども自らが考え、判断し、自らを律し思いやりを持ち、お友だちとの関わりを持つ集団です。それは赤ちゃんのころから関わる発達に応じた体験ができた子どもたちの集団だと思っています。
また、学級崩壊など集中力のない子どものことが問題にされますが、しつけや訓練などで解決するものではないと思います。人からの愛情の中で育ち自分の存在が認められ、生きることが保証されている子は、人に対しても信頼感を保ち精神的に安定します。私たち保育士は子どもたちを信じ、その子の人生を見守っていく使命があると思っています。